富
嶽
三
十
六
景
<トレース>

- この作品の目的
-
Illustratorのスキル向上のために制作しました。
知る人ぞ知る、葛飾北斎の「富岳三十六景」のトレースとなります。
最初は単純にツールのスキルが上がるよう練習として始めたのですが、工夫することで時間や作業の効率が上げられることに途中で気づきました。 レイヤー数をもう少し抑えられたことなど反省すべき点がたくさんあり、学びとなった作品になりました。 - 制作時間
- 15時間
- 使用ソフト
- Adobe Illustrator
- トレースの大まかな流れ
- 1. 波の線をペンツールで描く
- 2. 波(白、紺、青、水色)の色部分をペンツールで作成する
- 3. その他(船や人、富士山)の線をペンツールで描く
- 4. その他(船や人、富士山)の色部分をペンツールで作成する
- 5. 背景の雲をペンツール・グラデーションツールを使用して作成する
- 6. 背景の空をグラデーションツールを使用して作成する
- 7. 波しぶきをペンツールで作成する
- ※上記の順番で描きましたが、様々なパスをレイヤーの重ね順を考慮してグループ化したり、レイヤー間の移動をしています。
- 制作して気づいたこと・反省点
- ・浮世絵の線に筆感を出すため、線のスタイルを「可変線幅プロファイル」のブラシを使用した。
- ・浮世絵のため年季が入っており、色あせていたため色の判断に困り時間が掛かってしまった。
- ・全体的に色と線がはっきりしているため、フィルター等でぼやかした加工をした方がよかったかもしれない。
- ・波の線と波(白)の色部分をそれぞれ分けて描いてしまったことが反省すべき点である。 改善案として、最初に波の外枠だけをつなげて描き、それをコピーして波(白)の色部分を作成する。そうすることにより手間と時間を大幅に短縮できることに気づいた。 「どうしたら効率よく作成することができるか」を考えることの大切さを学べることができた。